がん予防 適正体重の維持

がんを予防する、5つの健康習慣 5.適正体重の維持

2016/10/10

肥満は糖尿病、高血圧のリスク要因になることはわかっていますが、日本人のがんと肥満の関係はそれほど強い関係は示されていません。
肥満度の指標として、BMI(Body Mass Index)値があります。
値が高いほど、肥満度が高い事を示します。

 BMI値= 体重(kg) / 身長(m)2

計算例: 体重58kg 身長170㎝ の人のBMI値は
58 /(1.7×1.7) = 20.1

日本肥満学会では、18.5以上、25未満を普通体重としています。

BMI値と死亡リスクの関係

BMI値と死亡リスクとの関連についてのコホート研究の報告が国立がん研究センター、予防研究グループから発表されています。

bmi-and-the-cause-of-death

国立がん研究センター 肥満指数(BMI)と死亡リスク(全死因)

このグラフでは、BMI値が23.0〜24.9を基準1.0として、下記のそれぞれの統計で、死亡のリスクが、BMI値によって、どのように変化しているかを示しています。

  • 全死亡 ...すべての原因による死亡
  • 早期死亡除外...病気による体重の増減の影響を避けるために、5年以内の早期死亡例を除外
  • 非喫煙者 ...喫煙による体重の増減の影響を避けるために喫煙者を除外(男性のみ)

このグラフを見ると、男性では死亡リスクが低いのは、BMI値が25.0〜26.9で、30.0以上の太り過ぎでも19.0未満のやせ過ぎでも死亡リスクは高くなっていますが、やせ過ぎの方が死亡リスクは高くなっています。
しかし、たばこを吸わない場合は、やせ過ぎの場合でも死亡リスクは高くなっていません。

太り過ぎ、やせ過ぎでもリスクは上昇

bmi-value-and-dead-risk-of-cancer

国立がん研究センター 肥満指数(BMI)と死亡リスク(がん等疾患別)

このグラフでも上のグラフ同様、BMI値が23.0〜24.9を基準1.0として、がん等の疾患別に死亡のリスクがBMI値によって、どのように変化しているかを示しています。

がんについて見ていくと、BMI値が25.0〜26.9で死亡リスクが一番低く、太り過ぎ、やせ過ぎの場合はリスクが高く、上記の全死亡のリスクと同様の傾向になっています。

ただ、女性の場合は、BMI値が30.0〜39.9で25%高くなっていますが、やせている場合のリスクについては高くなっていません。

ベストなBMI値は?

これらの結果から

男性では、BMI値が21〜27

女性では、BMI値が21〜25

の範囲になるように体重を管理できれば良いようです。

 

 

-がん予防, 適正体重の維持