がんの種類
がんといっても、病名にがんと付くもの、付かないものがあります。
例えば、肺がん、乳がん、胃がんなど、は病名に「がん」が付きますが、白血病、悪性リンパ腫、骨肉腫など、は「がん」が付いていません。
この違いは、なんでしょうか?
がんは発生する細胞の種類によって大きく3つに分類されます。
- 造血系細胞に由来するがん
血液中を流れる細胞は、骨髄の造血幹細胞から作られます。
その造血系の細胞に由来するがんです。 - 上皮細胞由来のがん
皮膚、粘膜など上皮細胞にできるがんです。 - 非上皮性由来のがん
非上皮性とは身体を支えている部分を言い、骨、脂肪、筋肉、血管などを指します。
骨格、筋肉などの間質細胞(かんしつさいぼう)にできる肉腫です。
※上皮由来の悪性腫瘍を「がん」、非上皮由来の悪性腫瘍を「肉腫」と言います。
造血系細胞に由来するがん | 白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫など |
上皮細胞由来のがん | 肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がんなど |
非上皮性由来のがん | 骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫など |
2016/12/24